【綾瀬川放水路利活用】綾瀬川/中川/江戸川 三河川(2/2)


三郷放水路
中川から江戸川へ
こちらは中川氾濫の危機で、この放水路から江戸川へ強制排水する仕組みで、三郷水門から三郷排水機場までの長さ約2.0㎞の水路である。八潮排水機場より一回り以上も大きな施設で、この巨大な三郷排水機場の建物の構造は、水門の取水口には鉄格子が付けられ、土手の下をサイホンで江戸川に強制排水する構造でした。つまり、船などが通行できる構造ではなかったのです。運河ではなくあくまでも放水路であるという事の様です。洪水対策が役目であり、通常時の舟運や地域の人々の水辺の利活用は全く考慮していなかったと考えられます。私たちは、この巨大な施設の見学や説明が受けられるかと思って入口に行ったら鍵締めがされていて、人の気配がありませんでした。日頃から、国の貴重なこの財産を広く公開し理解してもらう工夫や努力が必要だと感じました。
また、水門付近の水路に不法投棄ゴミが漂い悪臭を放っているので、近々、私たちがカヌーで回収したいと考えています。
今後、放水路の利用を国と相談し、有効に活用して行きたいとも考えています。
《まとめ》
➀埼玉県東部地域の大洪水から人々の生命と生活を守る国家プロジェクトであった。
②毎月1回の定期点検をして、不測の事態に備えていることが分かった。
③観光を目的とした航路の開拓が出来そうである。
④大震災時の広域的な救援物資輸送航路の開拓が出来そうである。
➄放水路を日常の生活の中で身近なものにしていく方策を考えたい。