
しらこばと水上公園にて沈脱講習

【活動日】2025/7/5日(土)
【天候】快晴
【参加者】参加者:草加P(飯塚、石田、遠藤、大原、大場、黒田、渋谷、田中し、中島、服部、林、三池、南、間宮、そうすけ、ソウスケ、せいた、さら、はる、)17名、足立P2名、春日部12名、主催:KPC 協力:野田関宿CC

朝のミーティング
野田関宿CCの理事長の指導により、以下の体験、練習を行いました。
●簡易スカートを着けて沈脱
→セルフレスキュー
●グループレスキュー
●ロープレスキュー
●タンデム艇でのレスキュー
●沈脱練習&セルフレスキュー
①簡易スプレースカートをつけて沈脱
②沈したと思ったらすぐ前傾姿勢で身体を前に倒す。
③グラブループ(スカートを外す紐)を引っ張って、お尻を抜いて脱艇
(パドルは離さない)


④自分でひっくり返ったカヤックを戻す(両手や肩に担ぐとやりやすい)
⑤パドルをコクピットの中に入れて、カヤックの後に捕まり、押しながらバタ足で泳いで岸まで行く。
●グループレスキュー
①沈した仲間がいた場合、声をかけて落ち着かせる(決して不用意に近づいてはならない)
②要救助者はカヤックの後ろに捕まる
③ひっくり返ったカヤックを横から少しづつ滑らせて救助者のカヌーの上に上げ、水抜きをする


④要救助者がタンデムに、横からコクピットの端を掴んで身体を引き上げる
⑤乗り込む時の姿勢はできるだけ低く。例えば、上がる時は救助者に向いて腹ばい状態で上がり、仰向けにひっくり返る。
●ロープレスキュー
①先ずは充分に踏ん張れる足場の確保
②スローバッグからロープを2mほど出し、左手でロープをしっかり持ち、要救助者に声をかける
③要救助者にロープがかかるようにバッグを投げる。外すなら下流側。
この時、自分の手や身体にロープを巻き付けてはいけない。


④要救助者はロープを掴んだら救助者とは反対の肩に背負うようにする。または、肩に担いでおへその上で両手でしっかり持つ。この時、仰向け状態。
安易にロープに捕まると顔が上流側に向いてしまい、呼吸ができない。
⑤一投目に失敗した場合に備え2投目を準備。
●タンデム艇レスキュー
①声をかけて落ち着かせる(決して不用意に近づいてはならない)
②タンデム艇は要救助者の横につく
③要救助は上がる時は救助者に向いて腹ばい状態で上がり、仰向けにひっくり返る。


⚠️レスキューの原則
①【セルフレスキューファースト】先ずは自分の安全最優先
②【チームレスキューセカンド】仲間の安全確保
③【要救助者レスキューラスト】慌てて救助を始めない
これらは二次事故防止のための大原則です。
要救助者を発見した場合、周りの人が必ず声かけしてコンタクトを取り、リーダーになる人が落ち着いて指示をして救助に向かいます。
参加者が多いにも関わらず、皆さんのご協力のお陰で一通り体験してもらうことができました。
沈脱、セルフレスキュー、グループレスキュー、ロープレスキューとやりましたが、1人2人ではなかなか厳しいと感じています。
グループでの行動は非常に大事です。

参加者の感想
● パドラーズに入って2年、沈脱のノウハウ少し理解できた。
● 今日の講習会だけでは不足。緊張感を持って取り組んでいきたい。
● 3人で行う救助、TX救助、スローロープの使い方を学ぶことができた。
● 3人以上でないとレスキューは難しいと感じている。沈脱講習に参加して、沈の怖さをしっかり学んでほしい。
● 冬が一番危険。冬の沈は、要注意!
だから、カナディアンやタンデム艇は、活動の時に母船として使用することは必要。
● 毎年、どこかで行いたい。
● 危険を理解しないと回避できない!!!
● 沈すると鼻に水が入り、訓練せずに沈するとかなり慌てると感じました。