坂東太郎/日本三大暴れ川


昔から洪水や水害をもたらす河川を「暴れ川」と呼び関東の利根川(坂東太郎)、九州の築後川(筑紫治郎)、四国の吉野川(四国三郎)を日本三大暴れ川と呼んできました。
「坂東太郎」というのは、関東の一番大きな川という愛称の意味を込めて名付けられました。
写真1と写真2は、令和2年8月29日の利根川遠征の写真です。川幅は200m~300mは優に超え、穏やかな川の流れでしたが、関東地方北部の山岳地帯に集中豪雨が降ればこの大河が暴れ川に豹変するであろうことを体感してきました。
写真3は、明治43年の利根川決壊で権現堂の堤が切れて家屋を押し流している様子です。
明治43年と云えば今から111年前、昭和22年のカスリン台風は74年前で、私たちは、この100年間に2度の利根川決壊、大洪水を経験しています。自然の猛威を甘く見ないで、たぶん三度目もあるであろうという備えが必要ではないだろうか。