水質汚濁/5日間の記録 汚染水/自然希釈!


[会報第449号-2/2] 令和4年2月9日発行

2月5日(土)、いずれかの事業所から土曜日(市役所がお休み)を狙って汚濁水(染料か顔料か廃液か不明)を一気に綾瀬川へ放出したものと思われます。(理由:水温6℃ではプランクトンの異常発生は考えにくい。)
2月6日(日)、午前8時頃上げ潮に乗って真っ黒な汚染水が上るのを確認(写真1)。午前10時頃満潮時から引き潮へ反転し、蒲生大橋・松原大橋間1.5㎞の汚染水が限定的に分布を目視した。
(午前8時:江戸川河川事務所へ通報済み)
2月7日(月)、午前10時30頃、満潮時に真っ黒な水が少し薄まったように感じた。昨日目視の汚染水だ。
2月8日(火)、午前11時頃、満潮時に大分薄まった様子に感じられた。
2月9日(水)、午前11時30分頃、満潮時には平常時の色(写真2)のように大分回復していた。
《自然条件》
・現在は季節的に渇水時季である。
・連日晴天で降雨は無かった。・東京湾へは約25㎞の距離である。・中潮、小潮であった。・5日間で10回の満潮・干潮を経ている。
《考察》
1 汚染水は、東京湾へは流れきっていないと思われます。
(理由:汚染水が東京湾河口方面へ流れても6時間で上げ潮に乗って反転を繰り返す。)
2 自然希釈したものと考えられます。
(理由:草加から東京湾までの距離は25㎞。当初1.5㎞間の汚染水が、10回の潮の満ち干の影響で拡散し自然希釈したものと考えられます。)
3 汚染水放出事業者の特定は出来ていません。
(2/9(水)現在、市環境課と江戸川河川事務所から、その後の対応連絡はありません。)