中川・綾瀬川/水質検査比較 


[会報第462] 令和4年 3月  17日発行

 

左:中川水門付近 右:綾瀬川水門付近

水質検査/比較の動機 

国土交通省へ「綾瀬川放水路の水門開放をお願いしたい・・」と問合せをしました。

Q.「通常時に綾瀬川放水路の中川と綾瀬川間を開放していただけないでしょうか。」

1 通常時の河川美化活動 2 非常時の救助艇で緊急物資輸送 3 平常時の観光目的

A.「中川よりも綾瀬川の方が水質が悪く水門を開放して中川へ常時水を入れるのは、中川側からするとやらないでほしい・・」という理由からです。

 

水質検査実施日 令和4年3月17日(木)8:30~10:30(※満潮時から引き潮へ)

□結果 (左:綾瀬川 右:中川 検体を採取して比較しました。)

              気温  水温  透視度 COD PH

・中川(八潮排水機場付近)   17.5℃ 15.3℃  16cm  8㎎/ℓ  6.5

・綾瀬川(草加南水門付近)   18.3℃ 16.1℃  31cm  7㎎/ℓ  7.0

□考察(最近は、綾瀬川の方が水質改善が進んできた。)

・この数日、上げ潮時に茶褐色の濁りが感じられる。(※汽水域=東京湾の影響と思われます。)

・水質を比較すると、綾瀬川の方が良いことが分かった。(※利根川導水成果と思われます。)

・水門の開放を実施しても何も問題が無いように思われます。