[会報第502号] 令和4年 7月 15日発行
草加市の北東部に位置する柿木町は、草加の軽井沢とも云われています。水と緑の豊かな地域であり、歴史と文化の宝庫でもあります。石毛城落城の折、豊田氏一族が逃れ定着した地域でもあり、女体神社や下妻街道はその歴史を伝えています。江戸期から昭和初期まで、中川の舟運で栄えた音店河岸は良く知られているところです。市制30周年で草加八景に指定されたこの場所も、その後、行政や市民から忘れられた場所になっています。かつての河岸跡は壊れ、河川には浮遊ゴミが散乱しているこの場所を、再び市民に親しまれ誇れる河川に再生する計画を市民から行政に提案いたします。
自然を活かした水辺の再生
音店河岸跡に
防災船着場を!
➀中川クリーン大作戦
柿木運動広場を草加パドラーズの活動拠点にして、カヌーで中川の浮遊ゴミを回収します。中川クリーン大作戦を展開します。
②水辺を活かした街づくり
船着場を設置して、カヌー体験会や水辺を活かした青少年健全育成活動が出来ます。河岸場復活は、草加八景の復活で、市民の誇りになります。
③防災船着場の設置
柿木運動広場を大震災時のヘリポートや緊急物資輸送集積場とし、中川の水路を使った人命救助、緊急物資輸送の基地になります。綾瀬川放水路を使い、綾瀬川左岸船着場と音店河岸船着場を利用して広域活動に発展させます。陸路が閉ざされた時の水路利用は大変有効です。
船着場の参考例
元荒川南荻島の船着場です。地域の方々の強い要望で、昨年度、埼玉県総合治水事務所が設置してくれました。
江戸川河川事務所へ、中川の音店河岸跡へ船着場を設置してくれるよう提案したいと思います。皆さんと力を合わせ、頑張りましょう。