パドラーズとの出会い


会報第584] 令和5年3月12日発行

今日は、3月11日。

12年前のこの日、私は、岩手県宮古市田老というところで、大津波に襲われました。物はもちろん、たくさんの大切な人のいのちが失われました。

(松原団地取り壊しの様子)

家族の事情で埼玉に住むことになり、仕事で松原団地を往復するようになった時、ちょうど、団地の取り壊しが始まりました。瓦礫の山を見て、震災の風景を思い出し、少し気持ちが沈みがちになっていた時、草加市立中央図書館でパドラーズ展を見て、『私達ができることはこれだ!!』と思い、子どもと一緒にパドラーズの活動に参加しました。

(パドラーズ展の様子草加市立図書館にて)

自助共助の精神を持つこの団体をみんなと一緒に泥にまみれながらも、大切に育てていきたいと、改めて心に誓う一日でした。

(宮古市田老地区の現在。太陽光パネル、畑、漁協の作業場、野球場。たくさんあった家は全て高台に移転されました)

(浜小屋は震災後、支援してくださっている団体が建てた喫茶店)

(三陸鉄道。岩手にお越しの際は是非ご利用ください。)

令和5年3月11日 草加パドラーズ事務局長 黒田陽子