有害物質「塩化銅溶液」40トン流出 コバルトブルーの古綾瀬川


11月11日(土)午前9時頃、八潮市の化学工場から有害物質「塩化銅溶液」40tが貯蔵タンクから排水管を通って古綾瀬川へ流出する事件がありました。
翌12日(日)午前7時頃、草加市環境課長さんから、古綾瀬川から綾瀬川本流へ有害物質が流れ出ているので、本日のカヌーによる浮遊ゴミ回収は危険なので自粛するように・・・との連絡が入りました。同8時頃役員2名が現場確認のため古綾瀬川排水機場へ出向き、実際に見た河川はコバルトブルーで異臭を放っていました。
会員の安全性を考え、活動場所を蒲生船着場以北に限定して活動をしました。
国土交通省中川出張所長に水門を閉じて中和剤で無害化してから水門を開き、綾瀬川へ放出するよう依頼しましたが、最終的に「現状のまま放置して、希釈を待つ」選択を県環境課が判断したとの電話連絡を受けました。この公害問題を考えた時、工場の事故(犯罪)責任、公害問題に対する県・国の判断と行動の適切性に若干の疑問が残る事件でした。市民・国民に納得のいく説明と再発防止の対策が絶対に必要であると感じました。今回、市環境課長、国土交通省中川出張所長、黄川田代議士、山川代議士等が事故処理の対応にご尽力いただけましたことをここに記しお礼を申し上げます。有難うございました。